
転生した俺は、親友少佐のオメガ
交通事故で死んだはずのレオが目覚めたのは、戦争と機甲兵器が支配する異世界。しかも彼は男性オメガの身体で出産した直後だった。名前も法律も常識も通じず、赤ん坊とともに国家の「資産」として管理される彼を、高額な軍功で引き取ったのは、三年前に失踪した親友ノア――今はケイン・アッシュフォード少佐と呼ばれる男だった。レオには三年、ケインには十年。ずれた歳月を越えた再会も束の間、レオの身体はアルファの印なしでは保てない。元の世界へ帰りたいレオと、彼を守るためなら何も惜しまないケイン。強制された同居、期限つきの印、思いがけない育児を通して、親友だったはずの距離が揺らぎ始める。だが二人を監視する国家と、ケインが秘めてきた十年分の想いが、逃げ場のない選択を迫っていく。
