捨てた「子犬」は監獄の支配者 cover

捨てた「子犬」は監獄の支配者

15年前、エイドリアンは自分を「ご主人様」と慕うエリアスを冷たく突き放した。今、囚人として護送船に乗せられた彼の前に現れたのは、監獄の長官となったエリアス。かつて従順だった「子犬」は、もう命令には従わない。独房で向き合う二人は、挑発と憎しみをぶつけ合うが、忘れたはずの想いまで揺さぶられていく。島の刑務所に着いたエイドリアンを待つのは、過酷な採石場での労働と、エリアスが命じる理不尽な懲罰。さらにエリアスには、エイドリアンを事故に見せかけて消せという密命が下る。捨てられた痛みを抱えたまま、エリアスはかつての主人をどう扱うのか。